こんな接し方をして下さい。

「いつになったら、うちの子は勉強する

ようになるのでしょうか?」

 

「このまま見守れば、勝手に勉強を

始めるのでしょうか?」

というご相談をいただきます。

 

単刀直入に言うと、どんな子でも

中学3年生の12月くらいになると、

勉強を始めます。

 

これは受験が目の前に迫ってくるので、

さすがにやらないといけないと感じる

からだと思います。

 

ただその時期に始めたのでは、

まず間に合わないですよね!

 

ではどうしたら良いのかと言うと、

やはり親御さんが協力して上げる

というのが大切になります。

 

ここで一つ大事なことを伝えます。

親が協力するというのは、「勉強

しなさい」と叱ることではありません。

 

むしろこれをすればするほど、

子供はどんどん親に反発して、

勉強しなくなっていきます。

 

では親が協力するとは何かと言うと、

「まずは親子関係を良好にすることです」

 

この世の中には、「与えられたものが

与えられる」という絶対法則があります。

逆に言うと自分が与えない限り、他人から

与えられる事はないとうことです。

 

子どもに勉強してほしいというのは親の

望みです。もちろん将来的には、

子どものためなのかもしれませんが、

今の時点では単なる親のエゴです。

 

子どもに、こちらの望みを聞いて

ほしいのであれば、まずはこちらが

子どもの望みを聞いてあげないと

いけません。

 

親が先に与えてあげることで、

初めて子供も与えてくれるように

なるわけです。

 

だからまずは、子どもが望むことを、

できる限り聞いてあげる。これが

大事になってきます。

 

ただここで、もっと大事なことを

言います。

 

今子どもに勉強してほしかったら、

まずは子どもの望みを聞いてあげよう

という話をしました。

 

実はこの話には、一つ間違いがあります。

 

それは何かというと、親は子ども

からの見返りを期待してはいけない

ということです。

 

確かに、子どもは一人の人間です。

だからこちらが先に、与えてあげれば、

「与えたものが与えられる」のルールが

働いて必ず返してくれます。

 

ただ、親はそれを期待しては

いけないのです。

 

社会に出ると、

 

・仕事で結果を出す⇒給料が上がる

・自分磨きをする⇒モテる

・場を盛り上げる⇒人気者になる

と言う感じで、何か良いことをしないと、

他人から良いことをしてもらえません。

※これも与えたものが与えられるです。

 

だから人間と言うのは、

 

・必要以上に働く

・必要以上に自分磨きをする

・必要以上に他人に気を遣う

 

ということをします。

その結果精神的にかなり疲れて

くるわけです。

 

それを唯一癒せるのが、

家庭なのです。

 

ここでもし家庭でも、

 

・常に頑張り続ける

・常に恰好良くふるまう

・親に気を遣う

ということをしていたら、

どうなると思いますか?

 

子どもは休むところが

なくなってしまいますよね。

だからこれは絶対にダメなのです。

 

こちらが先に与えて、もし子供が

勉強しなかったとしても、

それに対して怒ってはダメ

と言うことなのです。

 

こういった価値観で、子どもに

接してみてください。きっと

素敵な親子関係になると思います。

 

入試が近くなってきますので、

心のケアを大切にして下さい。