夏期講習を無駄にしないために

夏期講習で、一斉指導を受講されている方は、

受け身となりアウトプット不足になりがちです。

その場では、「できた!」ような感覚になりますが、

いざテストになると解けないことが多々あります。

 

そこで、『覚える』ことについて、

夏期講習を無駄にしない方法をお伝え致します。

 

よく「何度も書いて覚えなさい!」という事を聞きます。

書くことは非常に大切ですが、

書くことのデメリットを理解しなければ、

無駄になります。

 

書くことのデメリットとは以下の2つです。

①時間がかかる

②ただの模写になる可能性が高い

特に②の行為をよく見かけます。

 

自主学ノートは、この典型です。

単語練習も下手をすれば②の行為になります。

 

『覚える』を『覚えた』という状態にするには、

書くよりも思い出す作業の方が大切なのです。

記銘の回数ではなく、想起の回数を増やさなければ、

『覚える』ことは出来ません。

 

だから、見えない状態にして思い出して書く!のです。

漢字や英単語の練習をしていても、

書いた文字を隠さず、

練習をしている生徒さんがおりますが、

それこそが、ただの模写です。

何度、書いても覚えません。

 

記銘が増えているだけで、

想起が0に近いからです。

夏期講習では、多くの知識を与えられます。

それを『覚える』ためには、

上記の方法を用いて、

1日後、3日後、1週間後に復習をして、

見ないで書けたり、説明できたりすればよいと思います。

 

塾では、夏期講習の前半でこれを徹底し、

確認チェクをしていきます。

そして、夏期講習の後半では、

 

期末テストの対策、

夏休み明けの実力テスト対策を行います。

ただ書いただけでも、

満足しないでくださいね。