満たされない心になっていく子供は○○が原因|子育てママ必見!

皆さんは、吉田松陰という人物を知っていますか?

 

最近だと、大河ドラマ「花燃えゆ」で伊勢谷友介サンが

演じていた役で、伊藤博文など多くのリーダーを輩出

した、松下村塾という私塾の先生をしていた人物です。

 

先日、山岡荘八さんの『吉田松陰』の本を読みました。

 

その中で、心に響いた文がありましたので引用させて

頂きます。

 

足るを知らなければ満足はなく、満足することを

知らなければ、感謝の念の湧きようもない。

 

そして感謝がないということは、きわめてあらわに、

その人間の不幸を決定づけるということだった。

 

言葉を変えて言えば、「足るを知らない人間は

生涯幸福にはなりえない」目先の愛におぼれて、

子供の欲するままに玩具を買い与えてゆくことは、

時に、その子の幸福の扉を親自らの手で

閉ざすことになりかねない。

 

このように、吉田松陰の父、百合之助の教育感が

書いてありました。

 

今の時代、やりたいことをやり、好きなものを食べ、

好きなものを手に入れられる時代です。

 

だからこそ、子供の欲するままにするのは危険だと

私は考えています。“与えない”ということが、

必要なのではないでしょうか。

 

一昔前と比べて明らかに、失敗する経験や怪我する経験、

挫折する経験が少ないと感じています。

 

IT化がどんどん進んで便利な世の中になると同時に、

私達は何も考えなくても、何も工夫しなくても、

何も苦労をしなくても、人並みにできてしまう生活が

待っています。

 

でも、そんな人生本当に楽しいのでしょうか?

不便を知るから便利な事にありがたみを感じます。

苦労をするから、楽をありがたく感じます。

 

何でも手に入って幸せなはずの人生なのに、

心は満たされない…そんな人生を歩む事になって

しまいます。

 

足るを知る大人になるために、子供たちにはモノでは

なく、経験や知識を伝えていければと思っています。