入試と定期テストの違い

よく定期テストの勉強と

高校入試(学力調査・模擬テスト)

との勉強って

何が違うのですか?

と聞かれることがあります。

 

本質的には同じです。

定期テストで習ったこと

の中で重要なことのみが

高校入試で出題されます。

 

よって、定期テストを

きちんと勉強してきた子は、

高校入試でもある程度は

点数を取ることができます。

 

ただ、ある程度しか取れません。

 

えっ!?なんで今まで

一生懸命勉強してきたのに

良い点数が取れないの?

という疑問が沸くと思うのですが、

これは正しい定期テストの

勉強法を理解するとわかります。

 

例えば、国語の場合、

 

●教科書の音読

●ワークの答えを覚える

●漢字や文法を覚える

 

主にこの3つの勉強をすれば、

定期テストでは点数取れます。

 

この3つの勉強のうち、

 

●漢字や文法を覚える

については、

入試でもそのまま使えます。

 

ただ、

●教科書の音読

●ワークの答えを覚える

に関しては、

ほとんど意味がないです。

 

なぜなら、

高校入試に出題される

文章問題と定期テストで

出題される文章問題が同じである確率が

非常に低いからです。

 

運良く同じ文章が出題されれば、

覚えた答えをそのまま書けば、

点数を取ることができます。

 

しかし、その確率は、

おそらく1%くらいです。

というかほとんど0%です。

 

ただ社会や理科の場合、

同じような問題が出ます。

 

だから社会や理科だと、

国語以上に点数が取れます。

 

でもここで新たな問題が出てきます。

 

それは、定期テスト問題と

実力テストの問題は、

そもそも出題のされ方が違う

ということです。

 

定期テストの場合、

講師は生徒にに、

出来るだけ幅広い知識を

身につけさせたいと思って

テストを作っています。

 

だから、

1問1答1点みたいな問題が出題されます。

1点の問題が50問あって

50点満点みたいな感じです。

 

でも、高校入試の場合、

出題される問題内容が、

定期テストに比べて、

難易度が高くて

時間のかかる問題を

 

少ない数、出題するわけです。

 

こういった出題傾向に

最初は戸惑ってしまうので、

 

毎回定期テストで

点数を取れている子でも

高校入試の問題だと、

取れない!って子が多いのです。

 

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学力調査の偏差値を10上げる方法

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では実際に、

高校入試の点数を上げるには

どういった勉強をすればいいの?

という話なのですが、

基本的には次の2つです。

 

A 問題に慣れる

B 基礎力アップ

 

この2つを

時期とレベルによって

使い分けていく必要があります。

 

【A問題に慣れる】

 

仮に高校入試まで、

残り1ヶ月しかなかった場合、

ひたすらこちらの勉強をしたほうが良いです。

 

これを繰り返せば、

1ヶ月で偏差値は10くらいは上がります。

 

やり方は簡単です。

 

私立であれば、

受験したい学校の過去問、

公立であれば、

公立入試の過去問を買ってきます。

 

そして、過去問を

 

●時間を決めて

●最低3年分

解いていきます。

 

解き終わったら、

必ず自分で丸付けをして、

間違ったところを

完全にわかるようになるまで

解説を見たり先生に聞いたりして

理解していきます。

 

たったこれだけです。

 

これだけで、

何もやっていない子だと

偏差値が10くらい上がります。

 

ただ、こういった話をしても

結局多くの中学生は、

偏差値10上がりません。

 

なぜかと言うと、

ポイントである、

 

●時間を決めて

●最低3年分

●自分で丸付け

●間違った問題を理解する

の4つを全部やらないからです。

 

●10分で終わってしまったら、

すぐに丸付けをしてしまう

●1年分しかやらない

●自分で丸付けするのが面倒

●間違った問題が理解できず挫折

 

という状況になって、

途中で諦めます。

その結果偏差値が上がりません。

 

何度も言いますが、

これらの一つがかけても

偏差値10上がらなくなります。

 

もし出来ないのであれば、

以前にお伝えした、

心から行きたいと思える志望校が

見つかっていないのだと思います。

 

【B基礎力アップ】

 

もし高校入試まで、

1ヶ月以上残っているのであれば、

毎日コツコツと

基礎力を上げていきましょう。

 

やり方は簡単です。

 

慶応スクールのミラクルロードで

コツコツ解いていきます。

 

始める時期にもよるのですが、

中3の4月から7月までの間に

始めるのであれば、

同じ問題集を最低3回。

 

夏休みに始めるのであれば、

同じ問題集を最低3回。

 

夏休み明けから11月くらい

までに始めるのであれば、

同じ問題集を最低2回。

 

12月以降に

始めるのであれば

同じ問題集を最低1回。

という感じでやってください。

 

仮にお子さんが、

中学1年生とか中学2年生の冬休み前であれば、

今出来る部分だけをコツコツ解いておく

というのがおすすめです。

 

これだけで3年生までに、

問題集を1,2回は繰り返すことが出来るので、

3年生になったときに大きなアドバンテージが

できているからです!

 

最初からいろいろな問題集に

手をつける子がいるのですが、

これは絶対にダメです。

実力が付いていきません。

 

勉強はとにかく

繰り返すことが大切です。

繰り返し同じ問題を解くことで

頭の中にインプットされていきます。

 

そして、中3の冬休みくらいから、

「A問題に慣れる」ために、

過去問を繰り返し解いていきます。

 

「B基礎力アップ」を

きちんとやってきた子が、

最後の1ヶ月で

「A問題に慣れる」ために、

過去問を繰り返し解いていくと、

ドーン!!!

という感じで偏差値が上がります。

 

イメージとしては、

 

B基礎力アップ 

⇒エネルギーを蓄えている状態

 

A問題に慣れる

⇒エネルギーを解放する状態

 

という感じです。

 

一気に偏差値が上がるので

びっくりしないでくださいね!

 

この状態で、

模試を行わせるとすごくよくわかります。

下野模試ですと下記のようなイメージです。

 

 6月 ⇒ 努力圏

 8月 ⇒ 努力圏

10月 ⇒ 可能圏

12月 ⇒ 可能圏(合格圏に近い)

 1月 ⇒ 合格圏

 

みたいな感じで上がります。

だから今は辛くても、

 

努力は必ず報われるので、

頑張ってくださいね!

 

古庄進学塾では、

この方法で昨年は中3生の偏差値は平均10アップさせ、

最大で19アップさせました。

 

もちろん、これには生徒たちの努力と、

古庄進学塾の学習環境と学習方法を合致させ、

生徒がそれを確実に行ったことも付け加えておきます。