言葉の魔法|肯定的な言葉が子供を動かす

今日は、肯定的な言葉遣いについて

お話したいと思います。

皆さんは、子供に何かをお願いする時って、

どんな言葉を使っていますか?

 

先日あるファミレスに行った時の話です。

隣のテーブルに4歳くらいと2歳くらいの

お子さんを連れた家族が来ました。

食事を取りに行っているお父さんとお母さんの変わりに、

4歳くらいのお兄ちゃんが机の上に

フォークとスプーンを並べていたのです。

 

でも、失敗してカトラリー一式を下に

落としてしまいました。

 

そして、それに気付いたお母さんは

「触らないでって言ったでしょ!

何でそーいう事するの?勝手な事しないで!!」っと、

とても大きな声で激怒してしまいました。

 

よくある光景ですよね。

小さい子を連れての外食は本当に大変。

予期せぬ手間を増やす子供に腹を立ててしまう事は、

日常茶飯事だと思います。

 

でも、少し言葉を変えるだけで、

お子さんの“予期せぬ手間”が防げるのを、

アナタはご存知でしょうか?

 

ポイントは『肯定的な言葉遣い』です。

 

「〇〇してはダメ」の代わりに

「〇〇しようね」と言い換えるのです。

 

否定的な言葉をを言っても、

脳はそのことにフォーカスしてしまいます。

 

例えば、戸棚に入ったお菓子を

「絶対に食べてはダメ」と話すと、

相手は食べることに意識が行ってしまい、

ついつい人目を盗んで手を伸ばしてしまいます。

 

でも「あとで一緒に食べようね」と話すと、

一緒に食べることにフォーカスするので、

我慢することができるのです。

 

今回も、「触らないでって言ったでしょ!

何でそーいう事するの?勝手な事しないで!!」

ではなく「お母さん戻ってきたら、一緒に机に並べようね」

っと言っていたら、違う結末が待っていたのかもしれません。

 

また、そのくらい子供に対しても言葉の

配慮ができると、“予期せぬ手間”の際であっても、

子供の“お母さんのお手伝いをしよう”としていた気持ちを

汲み取ってあげられるくらいお母さん自身も成長できるはずです。

 

言葉は魔法です。是非、否定ではなく、

肯定的に話すことを意識してみてください。