夏期講習は冷静に!

もう6月末ですが夏期講習のチラシが

まだまだほぼ毎日入って来ています。

塾や家庭教師などから、

「夏が勝負ですよ!」と

訴えかけてきますね。

 

皆さんも

夏期講習のチラシを目にして、

「うちの子はどうしようか…」と

悩んでいる頃かもしれません。

 

それで、結論からお伝えしますが、

 

★何も考えずに夏期講習に参加する

というスタイルは、

不合格一直線の勉強法なので、

あまりオススメ出来ません。

 

・塾の先生に言われるがまま

 夏期講習の授業を取りまくる

 

・塾のチラシを見て衝動的に

 夏期講習に申し込む

 

という行為は、残念ながら、

「親子で“冷静に”

 苦手単元について考える」

というプロセスが丸ごと

抜け落ちていますので、

 

不合格になる確率が

非常に高くなってきます。

 

その結果、夏休みが終わった9月頃に、

何も身についていないお子さんを

責めてしまうことになります。

 

この結果は、子どもに責任は無いと思います。

 

何も考えずに夏期講習を押し付けた

親の責任だと個人的には思っています。

 

・親としては、子供に何かを

 提案できたような気がする

(実際は子供の現状にマッチ

 していない押しつけ行為)

 

・子供としては、夏期講習に通うことで

 勉強した気になれる

(勉強したフリで満足)

 

という、互いの自己満足に上に成り立つ

悪循環という見方も出来ます。

 

これはとても、危険だと思います。

 

それでも毎年、本当に多くの中学生が

このパターンにハマっているようなので、

警告の意味も込めて、

まずはこのブログを

配信することにしました。

 

来週の古庄日記で、合格につながる

夏休みの過ごし方をお伝えします。

 

こういう話をすると、

「夏期講習に通うのはダメな事ですか?」

という質問がくるのですが、

そういう極端な話をしているのではありません。

 

私が言っているのは、

“何も考えずに”夏期講習に申し込む事は

オススメできない、という事です。

 

言葉を変えれば、

“子供の弱点に向き合わずに”

夏期講習に申し込む事は危険だ、という事です。

 

さらに、

“親の自己満足の為だけに”

夏期講習に申し込むのもマズイと思います。

 

★子供の苦手分野を正確に把握しており

 

★夏期講習に参加する事が、

 その弱点克服に繋がると判断できた

 

という状態なら、

夏期講習に参加するというのは

効果は絶大だと思います。

 

ただ、「学校」という集団授業で

身につかなかった内容を、

大手塾等の1クラス20名以上という集団授業で

カバーできるかどうかは、私は疑問ですが。

 

夏休みの35日間は本当に大切な時間なので、

これを丸ごと無駄にしない為にも、

親子でしっかりと考えて決断して下さい。