上記の表は過去40年間の、主要10カ国のGDP(国内総生産)の推移を示したものです。
25年前日本のGDPは6兆億ドル アメリカの7.5兆億ドルについで世界第2位、しかもあと数年でアメリカを追い越すとまで言われていました。(当時中国は日本の10分の1)
↓
現在、日本のそれは6兆億ドル で全く伸びておらず。逆にアメリカは日本の4.7倍、更に10年前中国に追い抜かれてから差はますます広がり現在、中国は日本の3倍になっています。
ちなみに国民一人あたりGDPは1987年から10年間は
世界1位であったものが、毎年だだ下がりで、昨年は26位まで落ち込んでいます。
左の表は平
成元年の時
価総額世界
ランキング
ベスト50社
です。
世界50社中
日本企業は
なんと34社
もランキン
グ入りして
いました。
左記の表は昨年度の、同様の世界ランキングです。日本企業はトヨタ自動車のみが35位にランキングされています。中国がどんどん追い上げてきていますが、さすがアメリカは強いです。ベスト5は全て巨大IT
企業です(Google Apple Facebook Amazon Microsoft=Gafam)。
悲しいことに日本企業だった東芝、シャープ、パイオニアは既に中国企業に買収されてしまいサンヨーは消えて無くなりました。
日本の4代トラックメーカーであった三菱ふそー、日産ディーゼル、いすず、日野のうち三菱ふそーはドイツのベンツ、日産ディーゼルはスエーデンのボルボの子会社になってしまいました。
さて、日本はこれからどうしていけばいいのでしょう。このまま座して死を待つしかないのでしょうか。
いやいやそれはまっぴらなことです。
変化の激しい予測のつかない社会
世界のグローバル化とITの急激な変化で社会が激変しています。経済の中心が物から知識へと変わってきています。
かつて、欧米の進んだ技術や知識を習得し、その欧米に「追いつけ、追い越せ」が明治からずっと日本の教育の目指すものでありました。物作りは大事ですが、しかしもう物作りだけではやっていくことはできません。
知識をいかに活用するか……の時代
何を知っているかではなく、どう活用できるか?が大切になってきます。インターネットの時代、調べればほとんどの知識は手に入れる事はできます、それをどのように頭の中で組み立てて自分なりに構築していくかが問われるのです。
そのために何が一番大切でしょう?
それは最も根本になるのは教育です。
アメリカはいつの時代でも世界の先端を走っています。なぜそんなことが出来るのでしょう?
その最も根本の原因は小学・中学・大学の教育にあります。
巨大IT企業GAFA(M)を支える人材は共通して
1 道具を相互作用に用いる
(言葉を用いて話して書く能力。図形を用いて説明する
能力。相手や周りの環境と対話する能力。必要な情報
を取り出し整理し他に働きかけて活用する能力。)
2 異質な集団で供に働く
(常に他者と良い関係を持ち協同して成果を作り上げる
能力)
3 自立的に行動する
(自ら人生設計を立て、職場や家庭生活、社会生活の中で
行動する能力)
この3つの特性をもった人材が会社を大きくしていって
います。1,2,3共アメリカならではのものですが
1,2,3に共通していることはコミュニケーション力
この力を小学・中学・大学で付けているのです。
なぜ今教育改革なのか?
●明治維新の教育改革(1872年学制公布)
↓ 約70年後 寺子屋→尋常小学校…
●第二次世界大戦後の教育改革(1947年)
↓ 約70年後 尋常小学校→6・3・3制…
●2020年教育改革
過去2回の教育大改革に匹敵する大改革です
上記の1・2・3の能力を育てる
この大改革が日本の未来を決めます
もう後がないのです。