”どんなに勉強しても「スマホ1日1時間以上」で子供の成績が確実に下がる    中学生2万4千人調査が証明”②

 2014年度は、LINEやカカオトークなどの通信アプリの影響についても質問項目を加えて、通信アプリの使用時間と勉強時間、数学の平均点との関係を分析した。それにより、学力低下は、アプリを使ったことによる直接の効果である可能性が高いことを発見したという。

 

 「平日に30分未満しか勉強しない」生徒の場合、通信アプリを使わない(スマホや携帯を持っていない)生徒の数学の平均点は約61点だが、3時間以上使う生徒の数学の平均点は50点以下に急激に低下していた。

 

 そのため、勉強時間にかかわらず、「通信アプリの使用時間が長くなるほど生徒たちのなかから、学校で習得した学習内容が消えてなくなった」と考察。「分析を行った研究チームとしても、非常に衝撃的な結果」だとしている。 】

 

 

 簡単に言うと1日3時間勉強したあと1時間スマホを使った者と、全く勉強はしないがスマホも全くやらない者を比べると、後者のほうが成績が良かったという驚くべき結果に川島教授達は目を疑ったという内容です。

 

 なぜ、そんな結果になるのか?  理由は述べてありましたが長いので省略します。

 

 文春のこの記事の内容は、加筆され川島教授監修のもと、昨年末書籍化されました。

 まだ店頭に並んでいると思われますので、興味のあるかたは手に取ってご覧になってみてください。